ドイツでアパートを探す 物件情報の読み方・知っておくべき規則

いよいよドイツでのアパートの探し方に入ります!

まだ読んでなければ、基本情報の記事にもぜひ目を通してくださいね。アパートを探し始める前に知識を入れておくと、何かと有利ですよ~

・ アパートを探し始める前の基本情報1 賃貸契約の種類
・ アパートを探し始める前の基本情報2 家賃の内訳と光熱費
・ アパートを探し始める前の基本情報3 敷金・家具付き住居・ペット

物件情報の略記の読み方

まず、アパートをどこで探すかに関わらず、物件の情報には独特の略記法があるので、知っておきましょう。例えば、こんな感じです。

部屋数と構成

2ZKB: 2 Zimmer, Küche, Bad(2部屋、キッチン、バスルーム)
2ZKBB: 2 Zimmer, Küche, Bad, Balkon (2部屋、キッチン、バスルーム、バルコニー)

階数

EG: Erdgeschoss(地上階)
2. OG: zweites Obergeschoss, zweiter Stock(2階、日本でいう3階)
DG: Dachgeschoss(最上階)

建物の場所

ドイツの建物は、中庭を囲んで四方に建物があることが多いです。

VH: Vorderhaus(道路に面した建物)
HH: Hinterhaus(後ろ側の建物)
SFL: Seitenflügel(側棟、道路側からみて左右の建物)

家賃

KM: Kaltmiete(部屋の使用料のみの料金)
NK: Nebenkosten(付随費用)
WM: Warmmiete(KM+NK)

家賃のkaltとwarmについては、『アパートを探し始める前の基本情報2 家賃の内訳と光熱費』に詳しく書いてあります。

広さ

qm: Quadratmeter(平方メートル)

部屋の広さは『平方メートル』で書かれますが、バルコニーは半分の広さで計算されています。

居住権

WBS: Wohnberechtigungsschein(居住許可証)

これは物件情報でよく出てきます。『WBSが必要』と書いてあったら、この証書なしには住めないということです。

公的補助を受けて建設されたアパートは、一定年数の間、家賃を低くして貸し出されます(Sozialwohnung)。収入が少ない場合などにWBSを取得して、Sozialwohnungに住むことができるのです。

条件は州によって異なります。住んでいるアパートの取り壊しが決まって、急に退居しなければならなくなった時に、WBSが出たという話も聞いたことがあります。

大体、これだけ知っていれば大抵の物件情報は読めると思います。それでも分からない略記が出てきたら、下のようなページで探してみてくださいね!

アパートを探す

以前は、アパート探しと言えば、新聞・タウン誌などが主流でしたが、今はインターネットですね。大学・語学学校などの斡旋も、安心して使えます。

あとは何と言っても、口コミは強力ですよ!アパートを探すことになったら、友人・知人にどこかに空き部屋がないか、尋ねてみましょう。

WG情報サイト

ここは有名のようですね。しかし、ベルリンで試しに探してみましたが、WGという名が付いている割にはWG募集は多くなく、期限ありの物件とWGに向いた住居が多かったです。街によって、普通のWGの比率が変わるのかもしれません。

普通の賃貸物件を探している場合も覗いてみると良いでしょう。

Wohnungsmarkt - Kostenlose Wohnungssuche mit über 40.000 aktuellen Wohnungsannoncen - provisionsfreie Wohnungen, WG Zimmer und Immobilien!

不動産情報サイト

普通の賃貸アパートを探すなら、不動産情報サイトの方が情報が多いです。

Immobilien, Wohnungen und Häuser schnell finden oder anbieten. Immobilie, Wohnung, Haus, WG mieten oder vermieten, kaufen oder verkaufen - Top-Auswahl!
Das größte Angebot an Immobilien finden Sie bei ImmobilienScout24. Jetzt einfach, effizient und stressfrei Wohnungen & Häuser mieten, kaufen oder anbieten

あとは、eBay Kleinanzeigenでもアパート情報があります。他にもサイトはたくさんあるので、„Wohnungssuche“ + 『町の名前』„Mietwohnung“ + 『町の名前』などで検索して、調べてみてくださいね。

新聞・タウン誌

条件の良いアパートを見つけたいなら、今でも紙媒体のアパート情報は目を通すべきです。まだネットでは見つからない情報というのもあるのですよ。

というのも、紙媒体は廃れてはきているものの、インターネットを使い慣れておらず、昔ながらの方法で広告を出す年配の大家さんもいるからです。紙媒体は情報が少ないし、買う人も少なくなって競争率が低いので、掘り出しもののお得物件に出会う可能性は大です。

新聞の場合は、土曜日販売の新聞に不動産情報が載っています。

仲介業者

仲介業者(Makler)に希望の物件を伝えて、アパートを探してもらう方法もあります。

仲介業者を通した部屋探しで気をつけなければいけないのは、いつ誰が仲介業者の手数料(Provision, Courtage)を払うかという点です!

職人さんを呼ぶときと同じで(詳細は『上階からの水漏れがあったときの対処法1』)、仲介手数料は仲介業者を頼んだ人が支払います

つまり、大家がアパートを貸したくて仲介業者に頼んだ場合、大家が仲介手数料を払います(2015年6月からこのルール)。

アパートを探すのに自分で仲介業者を頼んだ場合は、自分で払う必要があります。その場合も、仲介手数料が発生するのは賃貸契約に至った場合で、他の場所にそのアパートの情報がない場合のみです。例えば、仲介業者に紹介されたアパートを不動産サイトで見つけたら、その時点で手数料を払う必要はなくなるのです!

上の条件は絶対に頭に入れておいてくださいね!

というのも、実は先日、『数件の紹介で数百ユーロの手数料』という日本語の情報を見てビックリしたのです。『インターネットで探せば取得できる物件情報』の紹介で『契約の成立なし』で手数料が発生するというのは、あり得ません!

Mietspiegelで家賃をチェック

良さそうな部屋を見つけたら、Mietspiegelで家賃が適正かチェックしましょう。Mietspiegelは、市が公開している相場価格の情報です。

住所・アパートの部屋数・バスルームやキッチンの状態など、様々な項目を入力すると、その物件のおよその適正価格と許容範囲が分かります。

Mietspiegelは、住んでいるアパートの家賃の値上げがある場合にも、参考にするべき情報です。

内覧と契約

これぞ!というアパートがあったら、内覧に行きます。内覧には予約を取るものと、時間が公開されているもの(複数の人が同時に見る)があります。

最初は様子が分からないでしょうから、時間があるならたくさんの物件を見てみるのが良いかもしれません。そのうち様子が分かってきます。

用意する書類

本来は契約時に用意する書類なのですが、ベルリンなどアパートの競争率が高い地域では、内覧時に書類を用意して持って行った方が良いでしょう。今は仕事の応募書類のようなBewerbungsmappeを持って行くことが多いようですね。

まず用意する書類は、収入の証明(Einkommensnachweis)です。仕事の契約書、給与明細や奨学金の証明などです。

それから、SCHUFA-Auskunft、Bonitätsauskunftと呼ばれる支払い能力を示す書類です。個人の銀行口座・借金・クレジットカードなどの情報は、ドイツではSCHUFAというところが管理しています。特に借金や未払いがなければ問題はないはずですので、支払い能力を証明してもらいます。

他には、ドイツで何をしているのか、これまでの学歴・職歴など、信用に値する人物だと納得させられるような情報をまとめて持って行きましょう。仕事の応募書類と同じように、簡単な履歴書とA4用紙1枚以内の文章で良いはずです。

実は私自身はアパート探しで、そういう応募書類はおろか、SCHUFA-Auskunftも提出したことはありません。契約の時に収入証明を提出しただけです。ですので、あまり確かなことは言えないのですが・・・。

ドイツ人に付いてきてもらう

契約時には(できたら内覧時にも)、なるべく賃貸情報にある程度知識があるドイツ人に付いてきてもらいましょう。誰も居なければ、Mieterverein(借家人協会)の人でも良いでしょう。

契約に関しては、ドイツ語ができても、あまり自分を過信しない方が良いです。第三者の目でチェックしてもらえれば、安心です。

おわりに

いかがでしたか?

『基本情報』から始まって『探し方』まで、かなりの情報量になってしまいました。それでも、アパート賃貸関連の情報は書き切れたとは言えない状態なのですが、このシリーズは一旦ここで終わりにして、またいずれ書き足していきます。

アパート探しは大事なテーマだし、多くの方が経験しているので、ブログなどでアパート探しについて書かれている情報も多いです。なので、私が書く必要もないかな・・・と思って(できたら書きたくなかった 笑)、実は書き出す前に日本語の情報を一度調べてみたのですよ。

そしたら、けっこう間違った情報が多いのです!ビックリしました。

もちろん、正しい情報を詳細に書いている方もいらっしゃるのですが、日本語情報だけを読んでいたら、アパート探しについて異なった世界観を持ちそうなほどの印象を受けました。

このシリーズの記事では、なるべく現時点で正しい情報を集めましたが、このサイトの情報も間違っているかもしれないし、数年も経てばいずれ古い情報になります。

なので、できたら皆さんにはドイツ語の情報を探す練習をしてもらいたいです。例えば、日本語で読んだ情報を、ドイツ語で確認というのを繰り返していれば、そのうちドイツ語のみでもすぐに理解できるようになりますよ。




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