アパートを探し始める前の基本情報2 家賃の内訳と光熱費

さて、『アパートを探し始める前の基本情報』の続きです!

『アパートを探し始める前』と書いていますが、アパートに住み始めた人にも参考になると思います。むしろ、アパートを探し始める前に読むには、多過ぎると感じる情報量かもしれません。

でも、改めて『アパートの探し方』の記事で触れますが、契約前に知っておいた方が良い情報が多いので、ここでガーッと書いていきます。

今回は、家賃の内訳(kaltとwarmの違いなど)と光熱費の扱いについてです。

家賃の内訳

kaltとwarmって何?

KaltmieteとWarmmieteについては既に知っている方が多いでしょうが、具体的に何が家賃に含まれているのかここでおさらいしましょう。

Kaltmieteは部屋の使用料のみの料金です。家賃として支払うお金全体から、様々な付随費用(Nebenkosten)を抜いたものがそうです。Nettomieteとも呼ばれます。(nettoとbruttoという単語はお金に絡むことでよく使われるので、覚えておきましょうね!)

Kaltmieteと付随費用(Nebenkosten)を合わせた費用がWarmmieteです。

Nebenkostenには、ゴミ回収(Müllabfuhr)・道路清掃(Straßenreinigung)・建物の清掃(Hausreinigung)・暖房(Heizung)・水道(Wasserversorgung)などの費用が含まれます。

除雪(Schneebeseitigung, Winterdienst)・エレベーター(Aufzug)・煙突掃除人(Schornsteinfeger)などの費用がさらに加わる場合もありますね。

同じ固定費でも、電気・電話・ガスは、自分でそれぞれの会社と契約して支払いをしていきます(例外もあります)。

つまり、光熱費の『光(電気)』は家賃に含まれません。『熱』の方は少しややこしくて、基本的に暖房は家賃に含まれますが、暖房でも各戸で暖房(ガス・石油・炭など)を使っていたり、調理用のガスコンロがある場合などは家賃とは別に支払いをします。

維持費と補修費は家賃に含まれない

絶対に知っておく必要があるのは、維持費(Instandhaltung)と補修費(Reparaturen)はNebenkostenに含まれない事です。これは大家が支払うべきお金です。

最近は残念なことに、勝手を知らない外国人が騙された話をよく耳にします。Nebenkostenに本来は入るべきでない費用が含まれていても、ドイツ生活に詳しくない外国人は気づきにくいですね(ドイツ語が出来るだけではダメなんです・・・)。

決算書が来たら、きちんと目を通してチェックしましょうね!自分で分からなければ、Mietervereinでチェックしてもらうのも手ですよ!

賃貸住宅のあらゆる問題で助けてくれる、Mieterverein
ドイツに住んでいる日本人が遭遇するトラブルで本当に多いのが、賃貸住宅のトラブルです。基本的なルールは日本と似ている部分もあるものの、ドイツの住宅事情はやはり勝手が違うので戸惑う方も多いと思います。例えば、壁に穴開けがOKなことや、退去時に壁塗りなど...

暖房・温水・電気・ガスは概算された費用を支払う

Nebenkostenに含まれる暖房費と温水(場合によっては冷水も)、あとは自分で契約する電気とガスは、概算して出された金額を月々支払いします。1年に1度検針が来て決算し、不足分は後から支払うことになります。逆に、支払い過ぎていた分は払い戻しされます。

翌年は前年の使用量を元に、新たな概算がされます。

日本のように、月々検針があった方が使用量が把握できて良いのですが、ドイツは無駄な人件費は使わないのでしょう。『1年に1回』が基本です。

暖房費の計算は少し特殊

Nebenkostenに含まれる暖房費ですが、集合住宅では少し特殊な計算がされます。実は、使用量と支払うべき金額は比例しないのです。

というのも、例えば、地上階や最上階のアパートは暖房をより多く使う必要があります。最上階は外気に触れている面積が大きいし、地上階には地面や地下室からの冷気も入ってきます。

間の階の住人は、地上階や最上階の人たちが暖房を入れてくれているお陰で、暖房の使用量を抑えられているわけですね。

そこで、不公平さを無くすために、地上階と最上階の住人が払い過ぎないように調整されます。具体的な計算方法については触れませんが、そういうものだと頭に入れておいてくださいね。

エネルギー消費量は重要

ドイツでは2014年より、賃貸契約や不動産売買の際、借家人や購入者にEnergieausweisと呼ばれる暖房の消費量と建物の断熱性を証明する書類を提示することが義務付けられています。

Energieausweisについてはまた別の機会に詳しく書きますが、このエネルギー消費量をチェックすることは大事です。

ドイツの冬はとても厳しいので、建物は断熱性に優れています。それでも古いAltbauの建物など、断熱性が良くない建物も多いです。

断熱性が良くないとエネルギー消費がかさみ、環境に良くないのもそうなのですが、家計にも負担をかけます。場合によってはバカにできない金額になるので、必ずチェックするようにしましょう。

今回は以上です!

あともう少し、基本情報が続きます。

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