ドイツのアパートで泥棒対策

今回は、ドイツの住宅での泥棒対策についてのお話です。

ドイツでは押し込み強盗が、1年に約15万件もあるそうです。Wikipediaによると、2016年の日本の強盗件数は2,332件だそうですから、ざっと日本の64倍もの件数です。統計方法の違いがあるかもしれませんが、まさに桁違いの凄い数なことには変わりません!

特に秋から冬にかけては外も暗く、泥棒が多くなる時期です。とにかく予防をする事が大事ですね。

とは言え、ドイツの住宅は日本と構造も違いますから、対策方法が分からないことが多いのではないでしょうか。賃貸アパートでもできる予防方法がありますので、色々と紹介していきます!

すぐにでも出来る事

窓や扉を開けっ放しにして部屋を離れない

特に地上階の場合はすぐに部屋に侵入できますから、注意が必要です。一軒家の場合はテラスへの扉や地下室の窓や入り口が危険です。

地上階でない場合も、屋根から降りてきたり、雨樋などを伝って、バルコニーの扉から侵入されるという事もあります。

とはいえ、私も換気のために窓を開けておいて、部屋を離れることはあります。それでも一応、どの窓なら開けておいても大丈夫そうかは考えています。

ドイツの窓は斜めに半開の状態(gekippt)にできますが、これも簡単にこじ開けられるので、部屋にいない時は閉めておくことが大事です。

タイマーで灯りをつける

ドイツの場合、冬場は16時頃には暗くなってしまいますね。比較的早い時間帯でも家の中は真っ暗です。つまり、外から見て不在なのがハッキリ分かる状態です。秋から冬にかけては泥棒が多くなる時期です。対策が必要です。

旅行の時だけでなく、仕事や用事で家を離れている時も、タイマーでライトを点けることをおすすめします。

そのために必要なのが、ホームセンターなどで売っているZeitschaltuhrというタイマー式のコンセントです。これにスタンドライトなどを繋げれば、決められた時間に灯りをつけたり消したりすることができます。

Zeitschaltuhrには機械式と電子式のものがあります。毎日、同じ時間に明かりをつけるのであれば機械式でも大丈夫ですが、電子式の場合は曜日ごとに点灯する時間を変えることができます。

暗くなってから出かける場合は、あえて電灯を点けっぱなしにしたまま出かけるのも良いでしょう。

赤外線センサー付きライトを付ける

賃貸住宅の場合は家の外側にライトを付けるのは難しいですが、持ち家でしたら、外壁に赤外線センサー(Bewegungsmelder)付きライトを付けるのは効果がある方法だそうです。

様々なタイプの赤外線センサー付きライトが売っていますから、目的に合った物を選ぶと良いでしょう。一般的に、明るいライトで数も多い方が効果はあるそうです。

巻き上げ式のブラインドを閉めっぱなしにしない

窓の外側にブラインドや扉がついている家もありますね。長期旅行の時など、ブラインドを閉めっぱなしにしないようにしましょう。

昼間にブラインドが閉めっぱなしであれば、泥棒は住人が不在だと確信します。

集合住宅の入り口の扉が閉まっているかチェック

集合住宅の場合、集合住宅の入り口に鍵付きの扉がついていることが多いですね。普段から、開けっ放しになっていないかチェックしましょう。大抵の場合は、泥棒もこの入り口を使って入ってきます。

扉に問題がある場合には、大家さんやハウスマイスターに話をして修理をしてもらいましょう。

同じく、地下室の入り口や窓などの共有部分も開けっ放しになっていないか、定期的にチェックするようにしましょう。

鍵は2回まわす

ドイツの住宅の錠前は2回まわすようになっている事が多いです。2回まわした方が鍵を開けるのに時間がかかるため、その分安全性が高くなります。後にも書きますが、防犯対策では『時間稼ぎをする』ことがかなり効果あるそうですよ。

先日、同じアパートに住んでいるおじさんがうちの呼び鈴を鳴らしました。どこか慌てた風です。おじさん 「あのー、誰かが部屋の鍵をこじ開けようとしたみたいで、自分の鍵が入らなくなっちゃった。錠前屋さんに電話したいから電話を貸してくれない?」私 「もちろ...

ガラス扉の場合は、鍵を差しっぱなしにしない

これは我が家が当てはまるのですが、扉がガラスの場合に内側から鍵を差しておくと、ガラスを割って鍵を回すことができてしまいます。そのため、家に居るときは鍵を内側から差したままにしてはいけません。

逆に、ガラス扉でない場合は、鍵を内側から差しておいた方が安全です。

旅行の時は、誰かに郵便受けを空にしてもらう

長期に家を不在にする時は、友人・知人・ご近所さんのどなたかに定期的に郵便受けの中身を出してもらいましょう。郵便受けが溢れていたら、一目で不在だと分かってしまいます。

もし、植物の水やりなどでアパートの中にも入ってもらう場合は、家の内外に異常がないかも見るようにお願いしましょう。

普段からご近所さんと話をするようにする

都市の集合住宅でどこに誰が住んでいるか分からないような場所では、やはり強盗も起きやすいです。逆に近所でお互いに良く知っているような場所では、犯罪も起こりにくいそうです。

私たちはここでは外国人でコミュニケーションが難しいこともありますし、ドイツ語を話すのが不安なこともあるかもしれませんが、ご近所さんには挨拶を欠かさず、積極的に話をするようにしましょう。

ご近所さんも、あなたの人となりが分かることで安心しますし、不審な人が来た時には注意して見てくれるようになります。そして、コミュニケーションを取ることで思わぬ情報を得られたり、良いことも多いですよ。

一歩先の対策

必要があれば、家の錠前を交換する

鍵を失くしてしまった時や誰かが合鍵を持っているかもしれない時、それから錠前が簡単な物である時は、より安全な錠前に交換する事もできます。自分でもできますから、やってみると良いでしょう。

一般的に、錠前は値段が高い方が安全です。ただし、扉自体の強度が低い場合、高過ぎる錠前を付けても効果はありません。

錠前の交換に大家の同意は必要ありません。詳しくは以下の記事に書いてあります。

最近は物騒な話もよく聞くようになりましたね。泥棒が入ったという話はちらほらと聞きますし、実際、強盗の数も年々増えているそうです。今日は、アパートの錠前を自分で交換するという話です。もちろん、錠前屋さん(Schlüsseldienst)に交換を頼んでも良いのですが...

アラームの設置

泥棒が侵入した時に鳴るアラームを設置するのも手です。

窓や扉が開くと反応するタイプ、赤外線センサーのもの、音が鳴るもの、侵入の情報を住人の携帯電話に送信するものなど、様々なタイプがあるので必要に応じて選ぶと良いですね。

窓や扉の補強をする

結局のところ、泥棒対策というのは、泥棒が侵入するまでの時間を長くすることなのだそうです。実際、時間をかけさえすれば、侵入できない家はありません。

しかし、警察の情報によれば、泥棒はおよそ5分試して侵入できなければ諦めるのだそうです。ベルリンの場合、警察が現場にやってくる時間は平均8.1分だそうです(ソースはこちら)。

近所の人が気づいて警察を呼んだ場合に、警察に遭遇しないために少し侵入を試みてダメなら諦めるのですね。

ですから、侵入口の窓や扉の補強をしておけば、盗難を未然に防ぐことができます。

ただし、そのためには大家の同意が必要な工事が多いです。例えば、補強では比較的な簡単なタイプの、下のような窓の取っ手や蝶番の補強パーツを取り付けるのでも、窓枠に穴を開ける作業が必要になってきます。

無料相談を受ける

警察に実際に家に来てもらって、防犯の無料相談を受けることができます。防犯に不安がある時など、これは本当におすすめです。

警察の防犯対策のスペシャリストが実際に家をまわって、その家ごとにどこが弱点か、何をすると良いかアドバイスしてくれますよ。詳しくは下のページをご覧ください。

街によっては、警察の相談所があります。ベルリンの場合はテンペルホーフ空港跡の建物にあります。私たちはここに行って、色々と話を聞いてきました。様々な窓や扉、補強パーツが置いてあるので、実物を見たい方にはおすすめです。

あとは、このZDFのドキュメンタリーがすごく興味深いですよ。参考になると思います。

Deutschlandweit wird etwa 450-mal am Tag eingebrochen. Die Zahlen steigen von Jahr zu Jahr. Besonders in der dunklen Jahreszeit werden ganze Straßenzüge von Einbrechern heimgesucht.




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