ドイツでは光熱費や水道代は、毎月の支払金額が1年間同じなのが一般的です。
検針(Ablesung)はそれぞれ年に1回だけあります。暖房と水道が一緒に、電気、ガスはそれぞれ会社が違うので別に来ます。水道は温水のメーターだけで、冷水のメーターがないアパートも多いですね。
その時に、過去1年間集金した分との差額料金を調整します。多く払っていた場合はお金が戻ってきますし、逆の場合は差額分を支払わなくてはいけなくなります。
また、この時に検針した過去1年間の使用量を元に、次年度の月額料金も決められます。生活習慣が同じならば、使用量もあまり変わらないだろうという前提の試算です。
この方法は、1ヶ月毎に使用量をチェックできないので、月毎に自分がどれだけ光熱費を使ったのか良く分からないのが不便です。
ただ、ドイツでは、日本の様にメーターが必ずしも外にあるわけではありませんから、この方法は効率的でもあります。毎月訪問されても困るし、人件費の節約にもなります。
検針のお知らせ
検針の日は、事前に「○月○日○時に検針に行きます」というお知らせの紙がポストに入ります。共同住宅のドアにお知らせが貼られることも多いです。
ただ、この検針、どう考えても仕事をしていたら無理な時間帯だったり、時間幅がやたら長かったりします。
無線で検針できるタイプのもの以外は、誰かが家に居なければいけないのですが、そうもいかないケースの方が多いでしょう。
そんな時でも、どうにかするのは簡単です。
家を不在にする場合
誰か信頼できる人に鍵を預ける
これができれば一番ですね。
その時間にわざわざ居てもらうのは大変ですが、同じアパートの人なら、そのお宅の検針のついでに案内してもらうことができます。
検針の会社に連絡をしてみる
誰も居ることができないなら、検針の会社に必ず連絡をしましょう。
最近は、メールやインターネットサイト上で連絡が取れる会社も多いようです。
電話連絡しかだめなら、覚悟して電話するしかありません(笑)。それでも、用件はハッキリしているし、向こうも同じ内容の電話を受け慣れていますから、それ程難しくはないと思います。
連絡をすることで、別の日の予約を取ったり、アパートの中で一番最初に来てもらうようにしたりできます。
中には、「自分でメーターを読んで、数字を教えてください!」と言われることもあります。それで済むのが驚きですね!でも、いずれ退居時には検針の人が来ますから、結局は全使用量分を払わなくてはいけません。
検針の日
検針の日は、メーターの前をあけておく必要があります。
検針の人は、綺麗な家も、散らかっている家も十分見慣れているので(笑)、それほど神経質にはなる必要はないでしょうが、メーターのある部屋は綺麗にしておいた方が良いですね。
また、検針と合わせて、メーターの交換が行われることも多いです。特に水道のメーターは5年に1度で交換と決まっています。
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