
ドイツの冬は暗くて、寒くて、長いです。
日が短いだけではなく、天気が悪い日が多くて、日照時間が極端に少ないのです。日が短いうえに、厚い雲に覆われた、どんよりとした日が多いわけですから、気持ちも落ち込みがちです。
北欧では日照時間が少ないことから、冬季うつになる人が多いそうですが、ドイツも日本よりは冬季うつになりやすい環境です。
朝が起きるのが辛くなったり、疲れを感じて元気が出なくなったりし始めたら、要注意です。今回は、冬を快適に過ごせるように、冬季うつ予防の方法をまとめてみました!
「冬季うつ」とは
冬季うつは冬場だけになるうつ症状です。日照時間が短くなることが原因と言われています。日照不足になると、神経伝達物質であるセロトニンが不足し、うつ症状が出てしまうのだそうです。
冬季うつの症状には次のようなものがあるそうです。
- 体がだるく、疲れやすい
- 気分が落ち込む
- やる気が起こらない
- 睡眠時間が長くなる、一日中眠い
- 炭水化物や甘いものを食べたくなる
- 不安感やイライラを感じる
冬になって、上のような傾向が出てきたら、うつになる前に対策をすることが大事です。
予防方法
太陽光を浴びる
何より一番効果があるのは、太陽光を浴びることです。曇っている日でも、屋外は屋内よりも数段明るいので、意識して外に出るようにしましょう。
朝日を浴びるのが一番ですが、ドイツだと出勤時にまだ暗いなんてこともありますね。それでも、休憩時間に昼食や買い物などに出て、少し外を散歩するだけでも対策になります。
また、自宅や仕事場を明るくすることも役に立つそうです。
規則正しい生活をする
冬は、早寝早起きの規則正しい生活を心がけることが特に大事です。早起きをして、自分が感じる日照時間を延ばすことで、体内時計が狂いにくくなります。
運動をする
運動をすることで、セロトニンの分泌が促進されます。運動をして、活動的な明るい気分になることも大事です。
意識して外出して、アクティブに過ごすのも良いでしょう。
Wake-Up Lightと光セラピー
以上のことを心がけても不調を感じるようであれば、冬季うつ対策のグッズを買うのも良いでしょう。
私は早寝早起きのペースを守るために、目覚ましにPhilipsのWake-Up Lightを使っています。Wake-Up Lightについては、ドイツアイテム考の記事『光で起こす目覚ましライトで「冬季うつ」対策!』に書いています。
安くはない買い物でしたが、これで冬の暗い朝でも起きるのがかなり楽になりました。夏場は使わないことも多いのですが、冬は手放せなくなりました。
日中に太陽光を浴びることができない場合には、光セラピー(Lichttherapie)という光を浴びるセラピーもあります。光セラピー用のライトもPhilipsから出ています。日照不足で調子が悪くなるようなら、これを使ってみるのも手だと思います。
ビタミンDを摂取
体内のビタミンDレベルが低いと、うつ状態になりやすいそう。ビタミンDは、紫外線に当たることで体内に作られますが、日照時間が短くなる冬は、どうしてもビタミンD不足になりがちです。
ここでは詳しいことは書きませんが、ビタミンDを摂取することで効果を感じている人は多いようです。サプリメントを摂取してみるのもよいでしょう。
以上です!
積極的に冬季うつ対策をして、ドイツの寒くて長い冬も、明るく健康に乗り切っていきましょうね!
Be the first to comment