ドイツで家具なしの部屋に引っ越したとき、部屋ががらんどうで、日本の感覚では笑っちゃうぐらい何もついていないことがありますね。
とくにバスルームでは壁に何もついてないと生活が不便です。鏡、タオル掛け、トイレットペーパーフォルダーなどのアクセサリーはぜひ欲しいもの(穴を開けずに鏡を固定する方法についてはこちらの過去記事をご覧ください)。
壁に穴を開けてアクセサリーを固定することはドイツでは一般的ですが、タイルに穴を開けたくない、開けられないケースも多々あります。とは言え、両面テープや吸盤で固定するタイプのものでは、重さに耐えられず落ちてしまうことも。
そんな状況を改善すべく、ここ数年で出てきた商品があります。それが上の写真のnie wieder bohrenというシリーズの製品です。このシリーズは本当におすすめできます!
ちなみにこれを販売していたnie wieder bohren agという、そのまんまの名前の会社(笑)は2005年に創業したそうですが、2017年にセロテープやマスキングテープなど様々なテープ製品を扱っているtesaの傘下になり、tesa nie wieder bohren GmbHと名前を変えたそう(プレスリリース)。
どんな製品があるか
うちでは主にバスルームやトイレの水回りで、以下の写真のタオル掛けやシャワーヘッド掛けを使っています。かなり固いタイルなので穴あけが大変ですし、タオル掛けなどの場所を変えたくなるときもあるかもしれないので、穴を開けずに済む方法のみを検討しました。
最初に取りつけたときはちゃんと固定されるのかな?と不安でしたが、強力に接着してビクともせず、安心感があります。
ほかにもトイレットペーパーホルダー、石鹸置き、手すりなど、バスルームやトイレであると便利なアクセサリーが揃っていて、デザインの種類もいくつかあります。キッチンでも重宝しそうなアイテムもありますよ。
塗装表面や壁紙、モルタルの上には固定できませんが、そういう場所では気兼ねなく穴を開けることができるので特に問題はありません。
仕組みと固定の仕方
nie wieder bohrenの製品では下のような固定部品を使います(写真はAldiで買ってきた予備の固定部品)。いくつかバリエーションがありますが、仕組みはどれも同じです。
まずは丸い部品を両面テープで壁に貼りつけ、穴から付属のシリコンを流し込みます。シリコンが固まったら部品が壁に強力に固定されているので、アクセサリーをこの部品に固定。ただそれだけです!
私もその昔、棚をシリコンで壁に固定したことがありましたが(ブログ記事)、この固定方法は思いつきませんでした。アイデア製品ですよね!
実際の取りつけ方法は、説明書とこちらの動画を参考にしてください。先に表面を綺麗にするなど、いくつか気をつけるべきポイントはありますが、いたって簡単です。
購入できる場所
以前は一部のBaumarktでしか買えないような印象でしたが、最近はどこのBaumarktでもnie wieder bohrenの製品が売られていると思います。もちろんインターネットでも購入できます。
私の知っているなかでは、BaumarktのBauhausのラインナップが充実しています。興味のある方は、ぜひ一度直にご覧になってくださいね!
Be the first to comment