寿命を延ばし、臭いを防ぐ、ドイツの洗濯機の手入れ方法

洗濯機

今まで、洗濯機にまつわる話はたくさん記事にしていました。というのも、家事の中でも意外に戸惑うポイントが多く、書く内容があるのですね。

硬水地域のドイツ在住の方は、普段からカルゴンなどを洗剤と一緒に入れて洗濯されていることでしょう。ある意味、『ザ・ドイツ生活基礎知識』の硬水対策のお話はこちら(ほかの記事は最後にリンクを載せておきます)。

そして今回は、洗濯機のお手入れ方法についての話です。普段は硬水対策をした上で洗濯をしていても、さらに定期的にするべきお手入れがあります。

フィルターの掃除

洗濯を何回もしていると、糸くずや髪の毛などのゴミがフィルターに溜まります。

日本の縦型の洗濯機の場合は、洗濯槽の上部端にゴミを集めるフィルターが付いていますが、ドイツのドラム型洗濯機の場合は、フィルターは洗濯機の前面下部の左右のどちらかにあります。

ここを開けてフィルターを取り出し、綺麗にします。先に洗面器のような浅い器を用意して水を抜き、それからフィルターを取り出します。やり方はこちらの動画が分かりやすいでしょう。

ドラム型の場合は、ここを通って排水をするので、フィルターが詰まると排水できなくなってしまいます。定期的にチェックしてゴミを取り除くことが大事です。

洗濯槽と洗剤入れを清掃する

硬水対策をきちんとして洗濯していても、洗濯物が綺麗にならなかったり、生乾きのような嫌な臭いが残ったりすることがあります。これは洗剤の残りなどが湿気とともに洗濯機の中に残り、カビの温床となってしまうことが原因。

そうなったら洗濯機の中を清掃する必要があります。可能ならば、そうなる前に定期的に綺麗にしておきたいですね。

洗濯槽クリーナー

このとき、市販の洗濯槽クリーナーを使うのが便利でしょう。ただ、洗濯機によって、泡が出過ぎたりするなどの問題が出ることもあるようです。ほかに、重曹、炭酸ソーダ、クエン酸、食洗機用の洗剤などを使ってもよいと書いてある記事もあります。

私はAldiで購入した下の安いクリーナーを使っていますが、とくに今まで問題はありません。

メーカー品では、下のクリーナーの評価が高いです。

洗濯機の清掃方法

市販のクリーナーは説明書き通りに使いますが、掃除をする場所や方法は何を使ってもほぼ同じで、以下のような流れです。

  • 洗剤入れの引き出し(Einspülkammer)を取り外し清掃する。場合によっては漬け置き洗いをする。(引き出しを引くだけでは取り出せない場合、どこかを押して引っかかりを外すようになっています。分からなければ洗濯機の説明書をご確認ください。)
  • 洗剤の引き出しが入っていた部分を拭き掃除する。
  • 扉と扉まわりのゴムのパッキングを拭いて清掃する。
  • 引き出しを戻し、クリーナーを入れて60℃以上の普通のプログラムで洗濯機を回す。

清掃をする頻度は記事やクリーナーの説明書によって、月1回~半年に1回ぐらいと幅があります。使用頻度にもよるでしょうし、様子を見ながら最低半年に1回というぐらいがよいのかもしれません。

蛇口を定期的に開閉する

洗濯機自体の手入れではありませんが、洗濯機のホースが繋がっている蛇口はこの機会に開閉しておきましょう。定期的に動かしておくことで、固まって動かなくなることを防ぎます。

洗濯機についての過去記事

以下は今までに書いた洗濯機についての記事です。どれだけ洗濯機が好きなんだと思われるかもしれませんが、私は洗濯はそれほど好きではありません(笑)

こちらは「ドイツと日本では洗濯に対して根本的な考え方が違うのでは…?」という取っ掛かりで書いた、ドイツ流の洗濯の仕方です。

洗濯洗剤の種類も多いのですよね。ドイツに来たばかりの頃は、お店で迷いました。

こちらはオマケの話。60℃に設定しても60℃にならないという、ビックリな新しい洗濯機のお話です。




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