切手が手元にあったら、貼ってください
銀行などのサービス機関の返信用の封筒で、切手を貼る位置に、
“Bitte freimachen, falls Marke zur Hand”
と、書いてあるものをよく見かけます。これを訳すと、
「切手が手元にあったら、貼ってください」
ということ。意味がよく分からないですよね?
では、「切手が手元になかったら、貼らなくて良い」のでしょうか???
その答えはなんと、「切手が手元にあったとしても、貼らなくて良い!」のです。料金は受取人が払います。かなり紛らわしい表現です。こんな風に書かれたら、ドイツ人でも、切手を貼るべきかどうか迷うと思います。
それから、受取人の名前の上に”Antwort(返信)”と書いてある場合も、受取人が料金を払う事になっているので、切手を貼る必要はありません。あとは、”Porto zahlt Empfänger”とか、”Entgelt zahlt Empfänger”と書いてある場合もあります。これは「受取人が料金を払う」とハッキリ書いてあるので、分かりやすいですね。
あ、でも、郵便料金を払いたくないからといって、自分で勝手に”Antwort”とか、”Porto zahlt Empfänger”とか、書き加えてはダメですよ!(普通はそんな事はしないでしょうが・・・)受取人が郵便料金を払ってくれないばかりか、偽装したと罰せられる可能性があります。
あとは、自分がお客さん用に返信郵便料金を持ちたい場合も、勝手にプリンターで封筒に”Entgelt zahlt Empfänger”と印刷するのもダメです。
郵便ポストの赤丸の意味
郵便ポストに、写真のように赤い丸が付いているのを見たことがありませんか?
これは、日曜日と祝日にも郵便物が回収されるポストに付いています。ただし、日曜日と祝日が連続2日以上続く場合には、最後の休みの日(日曜日または祝日)に回収されます。あとは、12月24日のクリスマスイブ(Heiligabend)と12月31日の大晦日(Silvester)は、土曜日と同じように回収されます。
赤丸が付いているポストは、平日でも他のポストより頻繁に回収される様です。急ぎの郵便物を出すときのために、近くの赤丸ポストをチェックしておくと便利ですよ!
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