前回の『硬水対策いろいろ1』では、洗濯での硬水への対策方法を説明しました。
今回は水周りの掃除についてです。
日本でも水周りには水垢が付きますが、ドイツの水垢ははるかに曲者です。ちょっとでも掃除をサボると、あっという間に水周りが真っ白になります。
でもドイツと言えば、家の中を徹底的にピカピカにしているというイメージがありますよね。ドイツ人のお客さんが家を訪ねて、水周りが汚れていたら恥ずかしい思いをするかもしれません。
でも大丈夫!水垢は簡単なテクニックで落とせるのです!
安くて超強力な、お酢
そのテクニックとはお酢を使うというもの。ただし、米酢やバルサミコ酢ではなくて、超強力な4倍濃縮の酢を使うのがポイントです。ドイツではどこのスーパーやドラッグストアでも、この4倍濃縮の酢が売られています。
安いし強力なので、ほとんどのドイツ人主婦が掃除目的にはコレを使っているはず。そしてコレは、4倍に薄めれば料理にもちゃんと使える優れものなのです。
水垢でちょっと白くなった程度なら、このお酢を染み込ませたスポンジでこすれば大丈夫です。
ただ、このお酢は本当に強力なので、肌荒れ防止のためにゴム手袋はつけたほうがいいでしょう。素手でも使えないことはないのですが、後で指先がガサガサします。(それでも私は素手て使ってしまうことが多いのですが…そして後から気付きます^^;)
こびり付いてしまった水垢は、キッチンペーパーなどに酢を染み込ませて、汚れたところにしばらく浸しておくと取れます。湯沸しポットの水垢取りにも、酢を入れて30分ほど漬けておけば大丈夫。もちろん、トイレの水垢にも使えます。
あとは、普段から、マメに水気を拭き取るのも大事です。それだけで、水垢が残らなくなります。
拭き取りには、Schwammtuchがオススメですよ!とにかく吸水性が良いので、さっとひと拭きで、水垢の元を吸い取ってくれます!
クエン酸は無臭なのがメリット
エコ掃除に興味のある方ならご存知でしょうが、酢の代わりにはクエン酸が使えます。酢と同じように、水垢を落とせます。酢と違って無臭なのが大きなメリットです!お酢の臭いはけっこうキツいですからね。
クエン酸はドイツ語でCitronensäureと言います。ドラッグストアで買うことができますよ!
写真は液体タイプの物ですが、粉末タイプの方が値段もお得だし、濃度を自由に変えられるので便利です。
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