お釣りの足りない自販機では、Geldkarteを使うべし

ドイツでは、いまだに時代遅れの自動販売機を見かけますね。

お釣りが出ない郵便局の切手自販機とか、
小銭が大量に必要な路上駐車券の販売機とか、
紙幣を受け付けないこともある、やたら反応が遅い地下鉄の切符自販機とか・・・

日本の自販機がどれだけ優れているか実感します。

実はこんなドイツの自販機にまつわるイライラを、多少は解消するモノがあるのです!

Geldkarteとは

ドイツで生活している人なら大抵持っている、ごく普通の銀行のカード。
EUK_Headerbild_Karte

これに普通はGeldkarteという機能が付いています。カードのどこかにこんなマークが付いているはずです。

geldkarte_logo

この機能で、カード上に銀行口座とは別に、少額(200ユーロまで)のお金を入れておくことができます。これを自販機に入れると、暗証番号を入力することなく、そこからお金を落とすことができます。

銀行のカードには、大抵デビットカード機能(ドイツではEC-Karteなどと呼ばれているもの)が付いていますが、暗証番号の入力が必要です。駅のホームなど、誰かに暗証番号を見られそうな場所では使いたくないですよね。

このGeldkarteは、切手自販機、路上駐車券販売機、鉄道の切符販売機の他、タバコやお菓子の自販機、スーパーマーケットでも使えます。タバコの自販機では、このカードで年齢確認も兼ねています。

お金は銀行のATMを使って、口座から移すことができます。

気をつけるべきこと

ただし、気をつけなければいけない事がいくつかあります。

まずは、暗証番号が不要なだけに、カードが盗まれた場合にはGeldkarteに入れたお金はそのまま盗まれてしまうことです。

私の場合は、普段の買い物では現金払いをしています。銀行カードに付いているGeldkarteには、切符を買いたいのに小銭を持っていない時などのために、約30ユーロだけ入れるようにしていますよ!

また、あちこちで利用すると、スキミングされる可能性もあります。頻繁に使うのであれば、銀行のカードではない、Geldkarte機能のみのカードがあるので、それを使った方が良いかもしれません。

それから最後に、銀行のカードの期限が切れたとき、Geldkarteに入っている金額は新しいカードに自動的には移行されません。自分で入っている金額を、ATMで新しいカードに移す必要があります。




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