NHKの受信料のようなものが、ドイツにもあります。
以前までは、この受信料収集センターはGEZ(Gebühreneinzugszentrale) という名前でしたが、2013年から名前がARD ZDF Deutschlandradio Beitragsserviceに変わっています。
この昔の名前のGEZは、厳密には受信料収集センターという意味なのですが、
「GEZ払ってる?」
「うちでサッカー見てたら、GEZが来ちゃってさー」
という風に、『受信料』という意味でも『受信料収集の人』という意味でも使われていました。今でもそうやって使っている人が多いかもしれません。GEZはちょっと嫌われ者です・・・。
受信料の支払いは基本的に義務
ドイツには、公共放送のテレビチャンネルが大きく分けて2つあります。それがARDとZDFです。このARDとZDFと、公共ラジオ放送のDeutschlandradioが一緒に、受信料(Rundfunkbeitrag)の徴収をしています。
現在のルールでは、テレビ・ラジオ・インターネット接続のある住居ごとに料金を支払います(現在は17.50ユーロ/月)。WGでもアパート毎の支払いです。
以前のルールではWGの場合は住人が別々に支払う義務があった代わりに、インターネット接続の条件がなく、ラジオのみの料金設定もありました。
ルール改正で得をした人と、損をした人がいると思います。私は損をしました。
というのも、私はずっと家にGEZの人が来ても、
「ドイツ語分からないから、テレビは持ってないし見ない!」(実際持っていなかった)
と言って逃れていたのです。しかし、インターネット接続があると徴収されるルールになった時点で諦めることになりました。今はきちんと払っていますよ。
受信料徴収の人は、ある日突然やってくる
ドイツに引越して間もなければ、しばらくの間は受信料徴収の人が家に来ないかもしれません。
それでもいずれは訪問してきます。やってきても驚かないでくださいね。
その場で料金を支払うのではなく、契約を交わすことになるはずです。そうしたら、翌月から支払うことになります。
ただし、いつ引越してきたか必ず尋ねられるので、正直に「1年前です」と答えたら、その分も支払うことになります。(ウソをつけと言っているわけではありません。あくまで事前情報です 笑)
ちなみに、受信料徴収の人は、サッカーのワールドカップやヨーロッパ選手権の時に来る確率が高いです。大事なサッカーのある日は、彼らの稼ぎ時です!外から見ても、興奮しながらテレビを見ているのがバレバレですから、「テレビ持っていない」と言い張る事ができないのですね。
ドイツの賃貸契約について質問したいんですが。いいでしょうか?
契約期間が6か月からの契約です。
事情があり、2か月で帰国する事になったんですが、住んでない家にあと4か月家賃振込みをしなければならないという事ですが。
次の入居者を見つければいいと聞きますが、それも契約書に書いてある訳でもなく、違約金が発生する事や6か月は家賃払わなければならないとは書いてはいません。
こういった場合、家賃を振り込まないと法的に罰せられる、もしくは大家に訴えられるんでしょうか?
日本まで通告がいくのでしょうか?
解約したい旨は、一ヶ月前に書面では送っています。
帰国する場合も、解約できないんでしょうか?
りくさん、こんにちは。
解約の期限(3ヵ月前というのが多い)は契約書に書いてあります。この場合、原則としては退居していても振り込まなければいけません。大家さんに法的措置を取られた場合は負けるでしょう。日本まで通告されるかは試した人を知らないので分かりませんが、それは私はお勧めしません。
まずは大家さんに直接事情をお話になってはいかがでしょうか?大家さんが「次の入居者を見つければよい」と言えば探せばよいだけのことですし、話せば理解して妥協点を探してくれる人の方が多いのではないかと思います。