ドイツでの引越し 契約・解約・引渡しチェックリスト

ドイツでの引越しは、日本とは少し勝手が違います。契約・解約・引渡しなど、きっちり済ませなければいけません。

引越しでしなければいけないこと、注意する点などを、チェックリストにまとめてみました!

引越しが決まったら、すぐしておくこと

賃貸住宅の解約管理会社または家主に連絡。口頭で伝えていても、書面での解約が必要です。
実用のドイツ語手紙を書く
事前に、契約書に記載されている解約の通知期限(Kündigungsfrist)を確かめておきます。期限は3ヶ月前ぐらいのことが多いです。
引越しの日程決定これが決まらないと、何も始められませんね!
転校・転園の手続き幼稚園、学校ともに、事前に申し込みが必要です。人気のある幼稚園などでは、既に一杯で入れないということもあります。早めに手続きをしましょう。
引越し業者か、車と助っ人の手配ドイツでは、市内の引越しなら、友達を呼んで自分達で引越しをしてしまう人が多いです。お金の節約にはなりますが、手配が面倒であれば、業者さんにお願いしましょう。
荷物がごく僅かな人は、大きめのタクシーを呼んで引越しという手もあります(笑)
引越しの日の休暇を取る引越しの前後に休暇を取れれば、なお楽です!
退居する家の改装・補修の計画賃貸契約書で、どの改装・補修が必要かチェックします。管理会社や家主と事前に連絡を取って、確認もしておいた方が良いでしょう。壁の塗装が必要なことが多いです。
自分でできないのであれば、職人さんの手配をします。
新居 改装の要・不要と計画壁塗りや床の張替え、キッチンを入れるかなど、入居前に改装は必要か確認します。ドイツでは、入居者が改装をするのも普通ですねー
新居の家具配置を決める新居の間取図に、家具や家電の設置場所を書きます。場合によっては、新しい家具を注文しておきます。
新居の下調べ引越しに備え、道幅、エレベーターの有無、ドアの幅、階段の広さなどをチェックしておきます。引越し当日に「入らない~!」ということにならないように・・・。
不要品の処分粗大ゴミは、各自治体で回収予約を取ります。ガレージ、地下室、屋根裏などの整理も忘れずに・・・。
箱詰め開始普段使わない物から順に、箱詰めし始めましょう。
早めのスタートで、後がラクになるはず!

1ヶ月前まで

電話・インターネットの手続き解約の場合は期限に注意しましょう!住所変更も時間がかかる場合があるので、余裕を持って!
ドイツテレコムの場合はこちら→ http://www.telekom.de/umzug
電気・ガス・水道の解約・住所変更会社によっては、オンラインで手続きができるところもあります。そうでなければ、手紙を書きます。こちらも期限に注意しましょう。
実用のドイツ語手紙を書く
暖房費暖房費は検針だけで金額が決まるわけではありません。家主にどう計算するのか確認をします。
公共放送の受信料同じく、解約または住所変更をします。
テレビとラジオの受信料 Rundfunkbeitrag
その他の住所変更・ ケーブルテレビ
・ 新聞・雑誌の定期購読
転居のお知らせ市内の引越しか、遠方への引越しかで伝える時期が変わりますね。市内なら、事後報告でも良いかもしれません。
・ 仕事関係
・ 友人・知人・親戚
・ 近所の人
・ 加入している組合
・ 趣味のグループ
など
自動引落とし・自動振込をチェック上の各種サービスの支払いは、自動引落とし(Einzugsermächtigung)や自動振込(Dauerauftrag)になっているかもしれません。
解約したものは、引越し後に引落とされないように停止しましょう。
郵便局の転送手続き郵便物の転送手続き(Nachsendeservice)をします。ドイツでは、有料のサービスです。転送期間の長さによって料金が異なります。
https://www.deutschepost.de/de/u/post-umzug.html
引渡しの日時・方法家主もしくは管理会社と、新旧住居の引渡しの日時を決めます。可能ならば、引越しと同じ日でない方が、掃除の時間も取れて楽です。
立会人も家族ではない誰かにお願いをします。
駐車スペース確保の許可を取る必要な場合には、引越し当日にトラックが駐車できる様に、新旧住居の前に場所を確保します(Sondergenehmigung für die Parkplatzabsperrung)。Straßenverkehrsbehördeに事前に申請をしておくと、標識を立てて他の車が駐車できなくなります。
引越しに必要な物を揃える・ ダンボール
・ 緩衝材
・ ガムテープ
・ 紐
・ トラックの手配
・ 工具
・ 改装が必要な場合は、塗料や壁紙
など
引越し当日の計画その他その他、必要に応じて手配をします。
・ ベビーシッター
・ ペットホテル
など
銀行口座の開設必要であれば、新居近くの銀行口座を開設します。大きな銀行で、引越し先にも支店があるなら、新規開設は不要でしょう。

1週間前

荷物の箱詰めもうひと頑張りです!
手伝いしてくれる人への確認手伝いをお願いした人に、来てもらえるか、改めて確認をします。
転出届市外へ引越す場合は、転出届(Abmeldung)を提出します。市内の場合は、住所変更届(Ummeldung)です。
手続きは、引越しの1週間ほど前からできる所が多いはずです。
自家用車の住所変更自家用車も転出届と同じく、市外へ引越す場合はAbmeldung、市内の場合はUmmeldungです。
各種保険の変更住所変更を知らせます。家財保険(Hausratversicherung)のように、新居の面積で保険料が変わる保険もあります。
・ 賠償義務保険(Haftpflichtversicherung)
・ 家財保険(Hausratversicherung)
・ 生命保険(Lebenversicherung)
・ 健康保険(Krankenversicherung)
・ 自動車保険(KFZ-Versicherung)
など
その他の住所変更引越し後の事後報告でも大丈夫ですが、なるべく早めに届けましょう。
・ 日本大使館
・ 税務署(Finanzamt)
・ クレジットカード会社
旧住居の鍵が全てあるか、確認しておく引渡しの際に必要です。郵便受けや地下室の鍵も揃えておきます。

引越し前日

冷蔵庫の電源を切る冷蔵庫を運ぶのであれば、前日に電源を切らなくてはいけません。コンセントを抜き、霜取りと水抜き、庫内掃除をします。
電子機器の配線を外すテレビやオーディオ機器、コンピューターなどの配線を外してまとめておきます。
現金を用意しておく当日に、何かを買わなければいけなくなることもあります。
貴重品をまとめる貴重品を常に持ち歩くバッグに入れてきます。
重要書類やその他の大事な物もスーツケースなどにまとめます。
当日すぐ使うものは別にまとめておく・ 着替え・洗面用具
・ 薬箱
・ トイレットペーパー
・ 石鹸
・ 雑巾
・ ゴミ袋
・ 洗剤
・ 工具
・ カッター
・ サインペン
など
引越し当日の食事・飲み物の用意手伝いをしてくれる人の分も用意します。当日、どこかで買うのも良いですね。
鍵の用意門やエレベーターがある場合は、その鍵も用意しておきます。エレベーターが使えない引越しは大変です・・・
床の養生をするフローリングや絨毯が傷つかないようにしましょう。
レンタカーを取りに行くトラックを手配した場合は、取りに行きます。

いよいよ引越し当日!

残りの荷物を詰める最後まで使った食器、衣類、寝具などをダンボールに詰めます。
新旧住居 共有の階段や廊下をチェック物を運び出す前に、傷があるかなどをチェックしておきます。写真も撮っておくと良いでしょう。
助っ人に指示手伝ってくれている人達に、何をして欲しいか的確に指示を出します。
旧住居 表札を取り除くインターホンと郵便受け、アパートの玄関に付いている、表札を取り除きます。
旧住居 掃除最後に、家具の裏など、掃除できなかった場所を綺麗にします。
新旧住居 共有階段・廊下の掃除引越しでゴミが落ちたりするので、片付けます。
新旧住居 共有階段・廊下のチェック荷物の出し入れで、どこか傷を付けていないかチェックをします。
新居 メーターを検針新居の引渡しの時に、電気・ガス・水道のメーターの値を記録しておきます。タイミングは引越し前になるかもしれません。
新居 床の養生フローリングや絨毯を汚さないように、床を養生します。前日までにできれば尚良いでしょう。
新居 照明を取り付けるこれも前日までにやっておいた方がいいですね。
新居 荷物を運び入れる最初に家具を設置します。後から、空いているスペースにダンボールを運び入れます。
手伝ってくれた人達にお金を渡すこれは、事前の約束次第です。

古い住居の引渡し

引渡し前 壁塗り・補修壁の塗装やその他必要な補修を、引渡し前にします。
引渡し前 掃除家具のない状態で、最終的な掃除をします。
家主と住居のチェックいよいよ引渡しです!
家主もしくは、管理会社の人と、アパートのチェックをします。このとき、チェックした内容を記録します(Übergabeprotokoll)。Übergabeprotokollはネット上に見本がたくさんあります。
→ http://www.immonet.de/umzug/wohnungsuebergabe.html
メーターのチェック上のÜbergabeprotokollに、電気・ガス・水道のメーターの値を記録しておきます。
家主に鍵を渡す全ての鍵を渡したら、引渡しは終わりです!

引越し後

転入届上で、住所変更届(Ummeldung)が済んでいない場合は、新住所で転入届(Anmeldung)を出します。
転出届(Abmeldung)を忘れた場合、郵送等で届けを提出できる町もあります。
旧住居 敷金の請求旧住居の家主に、敷金の返還を請求します。
新居の欠陥を報告新居に何か欠陥がある場合は、引越してから10日以内に、新居の家主に手紙で報告します。
各種住所変更必要な住所変更を全て済ませたか、チェックします。

引越しは無事に済みましたか?

新居での生活を楽しんでくださいね~!




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