食洗機用洗剤の選び方

食洗機の洗剤の選び方

ドイツで食洗機(Spülmaschine, Geschirrspüler)はかなり浸透しています。1人暮らしでなければ、持っている人が多いのではないでしょうか。

我が家も最近、引越しに伴って導入しました。

私自身、これまでドイツの食洗機は職場や友人の家で使う機会はあったものの、タブレット状の洗剤を入れてスイッチONしかしたことがありませんでした。

しかし、いざ自分で洗剤を購入する段階になって、意外にややこしいことに気づきました。

何せ、食洗機に洗剤の他、Salz(塩)やKlarspüler(仕上げ用のリンス)を入れるのです!

まずはその辺から説明していきましょう。

食洗機に入れるもの-塩・リンス・洗剤

洗剤・塩・リンス

食洗機用の塩(Spülmaschinensalz, Regeneriersalz)

名前の通り、中身は本当に『塩』です。この塩は、硬水を軟水化するためにあります。

しかし、食塩を代わりに使ってはいけません!食洗機用の塩は、食塩とは違って、鉄や炭酸塩などのミネラル成分を抜いてあるのですよ。

成分はどのメーカーのものを買っても全く同じです。販売価格が様々なのがオドロキなのですが、中身は本当に同じなのです!(笑)

ただし、粒が大きい方が良いと言われています。というのも、粒が細かいとフィルターが詰まる可能性があるからだそうです。お店で買うときに、パッケージを軽く振ってみれば、粒の大きさは簡単に分かります。私は、粒の荒いものの中から、一番安いものを選んでいます。

この塩は、1度入れると補充せずにしばらくの間使えます。

ところで、この塩分による食器や鍋のサビなどは心配しなくて大丈夫です。容器の中に水が足され、飽和水溶液となり、イオン交換で硬水のミネラルを除去するだけなので、塩分は食器の方には流れません。

塩は底にある入れ口に、付属の漏斗を使って入れます。

Salzbehälter

Spülmaschinensalz

写真のような漏斗がない場合など、塩を入れたら底に散らばり、サビの原因になることもあるので、塩の補充後に食洗機を空で動かすように説明書に書いてあるモデルもあります。

それから、硬水の軟水化が正しく行われるためには、食洗機側で水の硬度の設定が必要です。詳しくは説明書を見てくださいね。

仕上げ用のリンス(Klarspüler)

仕上げ用のリンスは、すすぎ段階で水垢が付くのを防ぎます。

非イオン界面活性剤で、水が水滴として残らず、流れるようにしています。他にカルキ除去のために、クエン酸が入っています。

リンスも様々な価格のものが出ていますが、中身にそれほど違いはないはずです。大きな違いは香料ぐらいでしょうか?

リンスを入れる場所は、扉の裏にあります。洗剤の投入口の隣です。写真では、上がリンスを入れる所で、下の蓋が開いている部分が洗剤の投入口です。

洗剤の投入口

塩と同じように、1度満タンに補充すると、しばらく補充せずに使えます。1回ごとの使用量は、ほんの数mlなのだそうですよ。こちらも、食洗機の設定で使用量を変更できます。

私はとりあえず、dmの安いものを使っています。使用感に不満はありませんが、減る気配がないので、別のものを試す機会もありません(笑)

洗剤(Reinigungsmittel)

洗剤は大きく分けて、粉末洗剤と固形のタブレットタイプとがあります。粉末(Pulver)はこんなパッケージです。

そして、こちらがタブレット(Geschirrspültabs)。

どちらも、洗剤の投入口に入れて、蓋を閉めるだけです。洗浄の途中で、中で自動的に蓋が開きます。

洗剤の投入口

それにしても、食洗機用の洗剤を選ぶのは、結構難しいです。何せ、様々なメーカーから、ものすごい種類の洗剤が出ているのです。

上のFinishSomatは、大手の食洗機洗剤メーカーです。このメーカーから選ぶのも手ですが、それぞれ何種類のものを出しています。

お店でパッと見ただけでは、違いが全く分かりません。ですので、次に洗剤の選び方を書いていきますね!

洗剤の選び方

これで全て解決!-オールインワンのタブレット

『オールインワン』のタブレットには、洗剤の他に、塩やリンス成分も含まれています。

パッケージにAll in 1と書かれています。ちなみに、2 in 1というのはリンス成分が、3 in 1というのはリンス成分とカルキ除去成分が含まれています。詳しくは、パッケージの説明で確かめましょう。

実は、これを使えば、塩やリンスを入れなくても良いというシロモノなのです!(「これを早く言って!」・・・と怒らないで~)

水の硬度も、ほぼ全てのオールインワンのタブレットが21°dHまで対応しているので、大抵の地域で問題なく使えます。(水の硬度については、過去記事『硬水対策いろいろ1 洗濯と水の硬度 』が参考になると思います)

すごく簡単!上のややこしい話は忘れてOK。これ1つ入れれば良いのです!

とは言え、『オールインワン』のタブレットには欠点もあります。

まずは、洗浄1回あたりの値段が高いことです。粉末洗剤と塩・リンスを使うのと比べると、コストがかかります。タブレット1個あたりの値段は、メーカー品で20~25ct、格安品で7~10ctぐらいです。

また、汚れ具合や食器の数ごとに、洗剤の量の調整もできません

水を軟水化するのに塩を使わず、化学的な別の方法で軟水化しています。この成分が食器に触れるのも心配です。

これらの欠点を受け入れられなければ、やはり塩とリンスを別々に入れるべきですね。

洗剤のみのタブレット

タブレットタイプにも、洗剤のみのものがあります。パッケージにClassicと書いてあるものがそうです。

塩やリンスを併用しつつ、タブレットの手軽さもあるのが利点でしょうか。

fitというのは旧東ドイツ発のメーカーですが、いち早く『リン酸塩』なしの洗剤を出しています。洗浄力も良いみたいですよ~。

『リン酸塩』は洗濯洗剤などではとっくの昔に禁止されていたのですが、食洗機用洗剤ではようやく2017年にEUで禁止になるそうです。

粉末洗剤

粉末洗剤はまずClassicタイプで、洗剤成分のみです。タブレットタイプより、割安で、量も調整できるのが利点です。

私が今使っているのは、このFinishの粉末タイプ。

洗浄力は良いです。手洗いでは今まで苦労して取っていた茶渋が、あっという間に取れたのが驚きでした!

雑誌の比較記事

洗剤を個別に選ぶには、Stiftung Warentestなどのの比較記事も参考になりますよ!

2015年5月号のStiftung Warentestでは、オールインワンタイプの洗剤の比較記事があります。バックナンバーがダウンロード購入できます。洗浄力、コスト、環境への影響などを比較していて、私にはとても参考になりました。右も左もわからない状態から、かなりの知識を得られたので助かりました。

でも結局、粉末タイプに決めてしまったのですけどね・・・(笑)。

最後に

日本ではあまり普及していない食洗機ですが、ライフスタイルの違いなどもあるのか、ドイツでは利用している家庭が多いです。ドイツに来て、初めて使う方も多いのではないでしょうか?

今回は食洗機の使い方までは説明しきれませんでしたが、いずれ取り上げようと思います。

そもそも、洗濯機や冷蔵庫、食洗機などの白物家電を買うのも難しいですね。家電の選び方、注意するポイントなども書けたらいいなと思っています。

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